誤嚥性肺炎になってしまった家族を
持つあなたに知って欲しい情報
すぅさん!!!大変です。父が、誤嚥性肺炎で入院しました。
しかも、ご飯を食べさせてもらっていなくて!!!
このまま食べられないんですか?!
誤嚥性肺炎で入院してしまったんですね。
それは、大変ですね。
食事を食べていないのは、治療の一環ですね。
誤嚥性肺炎になってしまった人に知っておいてほしいことをお伝えしますね!
① 誤嚥性肺炎になりやすい人の特徴
誤嚥性肺炎になりやすい人には特徴があります。
まずは、このリストに当てはまっていないかを確認してみましょう。
- 高齢の方
- 認知症と診断されている方
- 神経難病を患っている方(パーキンソン病など)
- 脳卒中の既往がある方(脳出血、脳梗塞の既往がある方)
- 寝たきりの方(骨折後や、体力の低下で、ベッド上で過ごす時間が長い方)
上の項目に当てはまっている場合には、誤嚥性肺炎になるリスクが、普通の方よりも高くなります。
普段の生活から、誤嚥性肺炎になりやすいことを意識しておくと良いでしょう。
日本呼吸器学会の「誤嚥性肺炎」のページも読んでみてください。
② 誤嚥性肺炎の治療
誤嚥性肺炎の治療は、「絶食」と「抗生剤の点滴」、そして「嚥下訓練」となります。
誤嚥性肺炎と診断されると、「飲み込みのテスト(嚥下テスト)」があります。
一般的には、看護師さんが、「飲み込みのテスト」を行い、
水が飲めるのか、水を飲んだ時にむせてしまうのかをテストします。
また、「痰」の多さも、肺炎の重症度と関連します。
「痰」が多いと、食事の開始も遅くなります。
この点は、医師、看護師、言語聴覚士が、連携しながら治療していますので、気になる方は、看護師に聞いてみましょう。
父は、2年前に脳梗塞になっています。
誤嚥性肺炎になりやすいリスクを抱えていたんだ。。。
まだ、食事が始まっていないということは、
父は、痰が多かったり、
飲み込みの機能が悪くなっているということですか?
脳梗塞の既往があるので、
飲み込みの機能が落ちてしまっている可能性は、
十分にあると思います。
担当の看護師に、
⚪︎痰を引いているのか、
⚪︎水を飲んだ時にむせがあるのかを
確認してみるのが良いと思います。
③ 誤嚥性肺炎になった時の重要な医療従事者「言語聴覚士」
誤嚥性肺炎になった方の心強い医療従事者は、「食べるリハビリテーション」を担う
「言語聴覚士」となります。
言語聴覚士は、「喋ること」「食べること」のリハビリテーションを担う専門職です。
詳しくは、こちらのサイトで確認をしてみてください。
まとめ
今回は、誤嚥性肺炎になったときに、みんなに知ってほしいポイントを3つお伝えしました。
誤嚥性肺炎は、高齢者になれば、誰でもかかってしまう病気です。
①でお伝えした、誤嚥性肺炎になりやすい特徴に当てはまる方は、日頃から注意しておきましょう。
すでに、誤嚥性肺炎になってしまった方は、
痰の多さや、飲み込みの時にむせがあるのかどうかを、
看護師や言語聴覚士に、聞いてみましょう。
すぅさん、ありがとうございます。
早速、病院に行って看護師さんに聞いてみます!
またわからないことがあったら、
教えてくださいね!
お役に立てて、何よりです。
看護師の方に声かける時は、
緊張するかもしれませんが、
頑張ってくださいね!
-
繰り返す誤嚥性肺炎の最悪の末路(代替栄養について)
誤嚥性肺炎は、「食べる楽しみ」を奪う病気命をも奪う病です。何度も誤嚥性肺炎を繰り返すと、命を守るために、「食べること」ができなくなります。 このページでは、何度も誤嚥性肺炎となり、「食事が食べられな ...
-
誤嚥性肺炎になると、食事が食べられなくなる?(嚥下食について)
誤嚥性肺炎は、「食べる楽しみ」を奪う病気あなたに知っておいて欲しい情報を届けます このページでは、誤嚥性肺炎となり、「食事が食べられない」かもしれない状況の方に、知っておいて欲しい情報を載せています ...
-
初めて、誤嚥性肺炎になった時に知っておいて欲しい3つのポイント
誤嚥性肺炎になってしまった家族を持つあなたに知って欲しい情報 このページでは、誤嚥性肺炎になってしまった時に、知っておいて欲しい情報を載せています。誤嚥とは、自分の飲み込みの機能が落ちてしまい、食べ ...